ある日突然

30代前半女性、ごくごく一般といえる生き方をしている方が来室してきました。

背中が痛くて仕様がない・・・。

問診をしてみて首肩が凝っているとかお腹がかたいとかという症状もなく、突然に背中が痛くなってしまったというのです。

本治法をおこない表治法にうつってくるころに理由が分かりました。

人様に迷惑をかけるでなく社会に貢献するように会社で働き日々過ごしています。

詳細はこちらには分かりませんし、本人が言い出さない限りこちらは追究しません。

そんな中で受容したふりをして本当は非受容な出来事を体験した様子です。

いわゆる偽りの受容、つまり自分に嘘をつきうわべだけいい人を装って過ごしていたようです。

具体的に言えば首の上は嘘をついても平気でしょうが、首の下は嘘がつけません。

その結果として自律神経のアンバランスにより背中がかたくなってしまったと考えられます。

自然の摂理のなんとクリアなことでしょう。

偽りの受容をして過ごす方は多くおられるものと思います。

どうも自然はそれをゆるしてくれないみたいです。

健康で日々を過ごすというのは自分に正直に、自分に素直に生きていくことなのかも知れません。

治療家としてまたひとつ患者さんから教えられました。

Follow me!

前の記事

治療と料理

次の記事

終末糖化産物