刺さない鍼治療とは

鍼治療と聞くとどういったイメージをお持ちでしょうか。
鍼灸院に通い慣れた人であれば鍼治療自体が気持ちいいと感じたり、症状の改善が見られ定期的に通いたいと思うことでしょう。
でも、中には鍼を身体に刺すという事に対して抵抗を持つ方もいらっしゃると思います。多く寄せられる声としては、・刺される事がこわい・痛そうでできない・一度鍼を行ったが「響き」に抵抗がある・服を脱がないといけない・見られたくない箇所もある

鍼治療の響きとは

鍼だけでなく、指圧やマッサージなどでも起こる現象で、筋肉、ツボを刺激した時に起こる重いずしんとした感覚です。これは患部を正確に刺激している事で起こる現象のため「身体に異常が起きているのではないか・・・」などの心配をする必要はありません。

上記のようなイメージを持たれると治療自体に抵抗感が強くなってしまうと思います。当室では、そうした方へ「刺さない鍼治療」を行っております。刺さない鍼治療は昔からある方法で、「刺さない鍼治療」とは体調・病状にあわせた刺激量でバランスをとっていく治療法であり、強い刺激からくる響きが生じてこない方法でもあります。

従来の鍼治療との違い

従来の鍼治療

鍼をツボへ刺す事で、崩れてしまった身体のバランスを整え、機能回復を目指す治療方法。およそ2000あるといわれているツボを刺激することで、「免疫力」「自然治癒力」を高めます。

刺ささない鍼 -てい鍼-

従来の鍼治療が皮膚へ鍼を刺入する事に対して、刺ささない鍼(てい鍼)はそもそも先端が刺さらない構造になっています。刺さらないという事は、ツボも刺激できないのでは?と感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、東洋医学の考えでは皮膚(表面)ツボ(内側)はつながっていて、適切に表面を刺激することが出来れば刺さなくても効果をあげることができます。
人間が持っている「免疫力」「自然治癒力」を回復することになります。

鍼は刺さなくては効かないとか、強く響かないと効かないと思われている方が非常に多いと思っています。大切なことは自分にあった刺激を見つけるということ。
治療効果があるかどうかは刺激の配分であると私は思っています。

刺さない鍼―てい鍼治療例

敏感な方や病後の方・腰痛・首肩こり・頭痛・自律神経失調症・口内炎・耳鳴り・難聴・五十肩・手足の痺れ・メニエール病・更年期・術後後遺症・腎臓病・膠原病などの方が、てい鍼治療で通われております。

鍼の苦手な方や先端恐怖症など注射をいやがる方や以前の刺す鍼でトラウマがある方であっても、かなり効果的治療となります。

刺さない鍼-てい鍼治療を行った患者様の声

抵抗があった鍼治療で症状改善

今まで周りの友人などが鍼治療で、身体の不調が改善されたという話しを聞き、私自身も受けてみたいと考えていました。ただ、どうしても身体へ「刺す」という事に抵抗があり、中々受ける事ができないままでいました。

陽夏堂治療室さんでは刺さない鍼治療を行っているという話しを聞き、早速相談をしてみ たところ、不安に思っている事を心良く受けとめてくれました。不安が拭えた事でいざ鍼治療を受けたところ、長年抱えていた肩こりがとても楽になりました。本当に受けてよかったなと感じています。

「刺す」という事に対して抵抗や怖さがある方は刺さない鍼治療もあるんだという事を 知ってもらい、是非治療を受けてみて頂きたいなと心から感じています。

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